1985年6月21日生まれ(37歳)

株式会社FMやんばる 代表取締役社長

【JC歴】
LOM
2018年 まち創造委員会 委員
2019年 まち新興委員会 委員長
2020年 2020シチマンタル会議 議長
2021年 専務理事
2022年 理事長

理事長所信

2022年度 LOMスローガン

逆風張帆 -未来を担って でぃ シチマンタル!-

はじめに

JCに入った理由についてよく質問されます。正直に申しますと、当初はビジネスの為に人脈を広げたいといった浅はかなものでした。しかし入会後に得たものは、成長の機会であり、無償の愛であり、仲間のためなら本気になれる友であり、私の小さな価値観をはるかに超える宝がありました。社会が疲弊し地域が困窮する今、時代が我々を待っています!逆風吹き付ける情勢下に、明るい未来を担って帆を張りましょう!

 

1.明るい豊かな地域社会の構築

「過去は現在を生み、現在はまた未来に続き、かくて歴史は刻まれていく。」名護の偉人である、比嘉宇太郎氏の言葉です。

1945年第二次世界大戦が終戦を迎え、1952年に制定されたサンフランシスコ講和条約により、日本国は独立を果たしましたが、沖縄県は本土から切り離され米施政権下におかれました。その後、祖国復帰運動の熱が高まり1972515日に本土復帰を果たしました。そして本年の515日をもって、沖縄県は本土復帰50周年を迎えます。この大きな節目は、改めて沖縄の辿ってきた歴史と、未来のあり方について考える機会となるでしょう。数奇な運命と、様々な困難に苛まれてきた沖縄県は現在、観光客数が常に国内の上位に位置するなど、観光立県の地位を確立しました。華やかなイメージがある一方で、平成31年に制定された「沖縄県子供の貧困対策計画」によると、沖縄県の子供の貧困率が29.9%と、全国平均の16.3%を大きく上回る結果で、就学率においても39.5%と全国最下位となっており深刻な社会問題となっています。また、年間就労収入が低く平成30年の厚生省による調査では生活保護率が2.53%と全国で4位に位置するなど経済的な課題が山積しております。

名護青年会議所が所在する名護市においても同様の課題を抱えており、名護市生活困窮者自立相談事業の調査によると、生活支援に関する相談件数は平成29年度の3022件に対し、令和2年度においては5925件と悪化の一途をたどっております。

また、人口は増加傾向にあるものの、都市部に集中しており僻地における過疎化が深刻化しています。平成28年に策定された「名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略-年齢階級別人口移動の状況-」によると、就学を目的とした人口の流出が10代後半に集中しており、その世代が故郷に帰ってこない事が最大の要因となっています。これは、若者が「戻りたいまち・住みたいまち」ではないことを意味しています。2019年に名護青年会議所による大学生を対象としたアンケート調査では、「将来名護に住みたくない」と答えた学生の42%が「やりたい仕事がないから」と回答しています。特に過疎地域においては、若者にとって魅力のある産業と雇用の創出が求められています。

現在猛威を振るっている新型コロナウイルス影響で、沖縄の主要産業である観光業が大打撃を受け、失業者が増えるなど、経済状況は悪化の一途を辿っています。また、コロナがもたらしたもう一つの弊害は、人々が「やらない理由」を手に入れたことです。危機的な状況から目を背け、やるべきこともコロナを理由に回避する。少なからずそのような場面に接するにつけ、不安を抱くようになったのは私だけでしょうか。時代の過渡期に立たされている我々の役割は重大で、未来の運命を担っています。

2020年3月に第5次名護市総合計画が策定され、加速するIT化への対応やSDGsの達成に向けた文言が記載されるなど、10年に渡る市の方針が示されました。また、依然として辺野古基地問題は解決に至らず、平行線を辿っています。まさに我々は、変わりゆく時代の中で生きています。名護青年会議所は地域課題へ積極的にアプローチし明るい豊かな地域社会の実現にむけて取り組んでまいります。

 

2.新世代リーダーの育成

 新型コロナウイルスの蔓延により人々の生活様式が激変する中、コンタクトレスの産業が脚光を浴び、IT化が急速に進行し世はまさに第4次産業革命を迎えております。20年後にはAIによって約半数の仕事が失われる可能性があるとの分析は常識になりつつあります。それにより、学歴社会は崩壊し社会が求める人材の定義が変化します。そんな、我々では想像もつかないような時代が求める人材とは何でしょう。

多摩大学名誉教授田坂広志氏の研究によると、第4次産業革命の時代に活躍する人材の要素を三項目挙げています。第一にホスピタリティーです。思いやりを持ち、サービス精神旺盛で、利他の心をもって困りごとを解決できる人材です。第二にマネジメントです。人口が減っていく中、例えば高齢者も働ける環境の整備や、AIに使われるのではなく管理する側として、時代に即した多様で柔軟なマネジメント力のある人材です。第三にクリエイティビティです。自由で独創的かつ創造性の高い発想を駆使し、社会の課題に対してユニークな切り口で解決に導く人材です。上記の三項目に共通して言える要素は、コミュニケーション能力です。第四次産業革命後もAIに担えない要素として再注目されています。「相手を感じる力」「自分を伝える力」は他の動物やAIには待ち合わせていない、人間最大の能力だと考えます。

 名護青年会議所と滝川青年会議所において、長きに渡り受け継いできた児童交歓事業も新型コロナウイルスの影響により、中断を余儀なくされました。しかし、募集に対し多くの応募があることは、これまでに先輩諸兄姉が積み上げてきた信用の賜物であり、本事業への理解と期待への表れです。その意志は、我々が引き継ぎ第47回名護・滝川児童交歓会派遣事業・第47回名護・滝川児童交歓会受入事業として再出発いたします。さらに、時代背景と地域のニーズを捉え、新たなあり方へと変化してまいります。

3.持続可能な組織の運営

 「時代遅れの偽善集団」「正義の味方ごっこ」少なからず、JCに対する批判を耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし恐れるに足りません。新型コロナウイルスの影響で、社会が恐怖により足が竦む中、我々名護青年会議所は歩みを止めず、Webを活用し理事会や例会にて今できることについて協議してきました。確かに、苦渋の決断でできなかった事業も存在しますが、重要なのは挑戦したかどうかです。

名護青年会議所は今年で創立56年を迎えます。先輩諸兄の社会貢献度は凄まじく、かつて第6代理事長比嘉永夫先輩のもと、「住暮らすまちの将来を考える合併討論会」が行われ、後の名護市誕生へ大きな影響を与えたと聞いています。また、滝川児童交歓を始めとする経年事業も地域社会に対し多大な功績として讃えられています。そんな先人の功績に、心より敬意を表し名護青年会議所たる誇りを受け継いでまいります。

一方で、前例主義的に必要性を検証しないまま継続している事業も存在しています。時代の変化と地域社会への効果を精査し、今求められるニーズに対して事業を展開する必要があります。まずは、メンバー同士が徹底的に議論を交わせる環境づくりに取り組んでまいります。例会を通して、メンバー同士の意見交換や、気軽に自社PRが行える時間を設けるなど、これまで以上に自由闊達な運営を目指します。一方で、セレモニーに関する勉強会や訓練の場を設けるなど、JCの本質を捉え組織の存在意義を再認識できる事業にも力を入れてまいります。理事会では、沖縄地区・ブロックに足並みを揃え、議案書の統一と提出期限の徹底に取り組み、秩序ある会議運営を行います。また、これらの事業を対内だけでなく対外へも波及させるために、広報戦略を練りJCの魅力を周知するよう努め、ひいては会員増強へと繋げてまいります。

 想像もつかない未来が加速度を増して訪れます。そんな激動の時代に真っ向から挑み、トライアル&エラーを繰り返しながらも名護JCの風格が内部からにじみ出てくるような組織を構築します。

 

基本方針

  • MISSION

伝統を継承しながらも、変革を恐れず、メンバーへ常に発展・成長の機会を提供することで、地域社会から求められる人材を排出する組織である。

2.VISION

地域において、独自の視点から若者らしく取り組むことで、名護青年会議所たる風格が内部からにじみ出てくるような組織を構築する。

3.ACTION

地域課題と時代のニーズを的確に捉え、社会の一画を担っていることを自覚し、新たな価値を生み出すために、情熱と利他の心を持って挑戦し続ける。

 

基本計画

<三役会>

1. 沖縄地区協議会・ブロック協議会との交流と連携強化

2. 2025年度名護青年会議所創立60周年へ向けた準備室の設置

 

<まちRe Best委員会>

1. 地域経済復興へ向けた企画運営

2. 他団体と連携した自主防災組織設立

3. 過疎集落復建へ向けた討論会の開催

4. SDGs促進に向けた企画運営

5. 投票率向上に向けた公開討論会開催

6. 会員拡大に向けた企画運営

7. 名護青年会議所中期ビジョンの策定

8. 委員会主催で自由な楽しい企画運営

 

<滝川デイゴ咲く委員会>

1. 名護・滝川児童交歓会派遣事業周知案の企画運営

2. 第47回名護・滝川児童交歓会派遣・受入事業の企画運営

3. 修了式の企画運営

4. 名護・滝川児童交歓会事業マニュアル更新

5. 事後研修・保護者説明会の実施

6. 委員会主催で自由な楽しい企画運営

 

<総務「粋」委員会>

1. 例会及び諸会議、理事会の円滑な運営

2. 総会及び納会の企画運営

3. 会員データの整理・基本資料の作成

4. ホームページの更新・SNSの情報配信

5. 会員の資質向上事業の企画運営

6. 育LOM事業の推進

7. 出席者100%例会の開催

8. 委員会主催の自由な楽しい企画運営

 

<会議体設置事業>

1. 名護さくら祭りおまつり広場2022の企画運営、又は代替事業の立案運営

2.  GO!GO!三輪車レース2022の企画運営

 

むすびに

所信を作成するにあたり、「まちとは何か」について幾度となく考えさせられました。一つ確かなことは、まちは人が作り、人で賑わい、人がいなくなれば消滅します。つまり「まち」とは「私達」そのものなのです。その重要性を認識するとともに、その一画を担う一人として、名護青年会議所として、真っ向からまちづくりに取り組んで参ります。

さあ、同志である名護青年会議所の皆様、船出の時を迎えました。失敗や結果を恐れることはありません。そもそも結果など未来でしかわかりません。我々のまちの明るい未来は、我々の手で作りましょう!でぃ、シチマンタル!

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